千曲市ライター紀行4 ~月の都千曲民話紀行 おらほの話聞いとくれ~
目次
今回は、5月25日(日)~26日(月)に開催されました、千曲市を巡る「語り」のツアー
『月の都千曲民話紀行~おらほの話聞いとくれ~』について書かせていただきます。

約1年間の準備期間を経て、県内外から80名参加者をお迎えして開催されました。
前日が大雨でしたのでかなり心配しましたが、当日は晴天とは言えないものの、まずまずの天気で安心いたしました。
バス3台に分かれて、私は1号車ガイドを担当しながら、最初の目的地森将軍塚古墳へ向かいました。
何とか皆さまを頂上へお連れし、私は最新作「信濃の国のはじまり」を朗読しました。
その後、館長さんから古代のお話など説明がありました。
当日は少し風が強く、肌寒さもありましたが、素晴らしい眺望とともに、参加者の皆さまからは感謝のお言葉をたくさん頂戴いたしました。

その後、ホタル池にて民話の語りをお楽しみいただき、古墳館を見学してから、バスで「水と緑と潤いのある公園」へ移動。ここでは「恋しの湯」を舞台で語り、客席の皆さんには椅子に座ってご鑑賞いただきました。
そして、夜は交流会が開かれ、市長のご挨拶に続き、SBCラジオパーソナリティー武田さんによる乾杯でスタート!
私は司会を務め、ギターの弾き語りを2曲ほど披露させていただきました。
翌日は、姨捨駅の見学から始まり、棚田を散策しながら長楽寺へと向かいました。
「姨捨伝説」の語りを聞きながら、月の名所を楽しんでいただきました。
長楽寺名物「手作りかりんとう」でお茶タイムを楽しんだ後は、武水別神社の神官・松田邸へ向かいました。
そこでは紙芝居「ばしょうさんとおばすて山の月」を観賞し、古文書などを見学しながら、邸内を散策していただきました
そしてツアーの締めくくりは、明徳寺にて、かけはしの会の皆さまによるおもてなしの「箱膳体験」で、昼食をいただきました。
日本の伝統的な食事道具「箱膳」を使い、千曲市の食材を活かした料理を堪能いたしました。
その後はホテルに戻り、解散となりました。
今回、ガイド役をはじめ、主催者側として担当させていただきましたが、たくさんの県外参加者の皆さまから、
「千曲市にこんな素晴らしい所がたくさんあるなんて知らなかった」
「参加して良かった、楽しかった」
といった、温かい感想や感謝の言葉をたくさん頂戴いたしました。
実は私自身、18歳まで戸倉温泉で育ちましたが、千曲市合併前ということもあり、今回訪れた場所も名前を聞いたことがある程度で、詳しくは知りませんでした。
また千曲市が合併してからも、戸倉・上山田・更埴の各地域にあまり統一感を感じられずにいましたが、今回「民話紀行」という一つのテーマのもとで、市内の名所を巡り、語り、各地域の実行委員が一つになった達成感がありました。
観光やこうしたイベントに、今後さらに千曲市が協力・宣伝していただければ、全国からこの千曲市に、たくさんのお客様がお越しいただけると実感した『月の都千曲民話紀行』でした。
来月へ続く…。
この記事を書いた人:移住者ライター ロバートショウ
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